4割の子どもが持たないものとは?

「夢を持つと良いよ♡あなたは何になりたい?」
そう聞かれてきた子どもの頃を
思い出して欲しい…
小学校の時や保育園・幼稚園の時。
将来の夢を聞かれたことはありませんか?
私は昭和生まれの平成育ち 笑
当たり前に夢を聞かれ、
当たり前のように答えていました。
幼稚園の頃は歌手。
その後は看護師。
結局その夢を叶え、
助産師や看護師として働いてきました。
この仕事を選んだことに
決して後悔している訳ではありません。
看護師として、助産師として、
数え切れないほどの
ママや赤ちゃんに出会えたことは
私の人生にとって大きな宝物ですもの。
でもね、大人になって気づいた訳です
世の中にはこんなにたくさんの仕事が
あるのだという事実に。
あの頃の私は
「夢は持つもの」
という大人に決められた枠の中で、
自分自身もそうだと決め込んで
なりたい夢を答えていたのかもしれないな…
とも思います。
そして選んだ夢は、
結局のところ自分の育った環境や
手に入れられる情報の範囲という
“限られた選択肢”
の中からだったのかもしれません…
「分からない」と答える子どもたち

限られた選択肢の中で選んでいる
ということを
強く意識するようになったのは、
能登でのボランティア活動の時でした。
現地で出会った子どもたちに
「将来の夢はある?」
「こうなりたいっていうのはある?」
と尋ねていました。
その返ってきた答えで圧倒的に多かったのが
「分からない…」
同じ質問をママに聞けば
「こうなりたい」
という返事があるのに、
子どもたちからは
まあ、夢が出てこない!
正直、かなりの衝撃でした!
子どもが自由に夢を描くことが
こんなに難しい時代なんだって…
関西に帰ってきて、
「いや、ちょっと待てよ?
震災で大きな衝動もあっただろうし、
そのせいかな?
場所が変われば違うのかな?」
と思い、調べてみたんですよ…
そこで、さらに
衝撃を受けることになるのですよね。。
2022年の経産省のデータでは、
18歳未満で
「将来の夢を持っている」
と答えた子どもは海外が8~9割に対して、
日本は6割。
つまり
約4割の子どもは「夢が持てない」
と、答えています。
これは、震災や地域の問題だけじゃない!
日本全体の現状がそうなのだと
思い知った瞬間でした。
その時、
過去の自分に立ち戻り気づきます。
私の夢も、医療職が身近にいた環境や
家庭の経済状況によって、
自然と決めていたのだと。
父は臨床検査技師、叔母は看護師。
白衣やナース服に囲まれて育った私は、
自然と「そうなるもの」と思い込んでいました。
もちろん強要された訳じゃありません。
自分の選択です。
なぜか思い込んでいた…
それに、高校時代は
本当に我が家は借金だらけで貧しくて
大学進学という選択肢がなく、
気づけば
夢は環境と経済に縛られていたのです
「知ったうえで選ぶということ」

大人になって
「面白そう…」
と思った職業は実際にありました!
「じゃあそこから挑戦すれば
良かったんじゃない!」
という話ですが、
この頃には助産師を十分楽しめていた♡
✓「助産師の楽しさ」
✓「経済的な安定」
という助産師の魅力と、
✓「あくまで興味がある仕事」
というリスクを天秤にかけた時に
私は助産師以外の選択肢は考えられなくて、
「興味がわいたからやってみよう!」
とはなりませんでした。
でも、もし子どもの頃に
色々な情報を持っていたら??
たくさんの世界を知った今だから思うのです。
世の中にはいくらでも選択肢があることを
あの頃に知っていたら?
もしかしたら
今とは違う人生だったかもしれないし、
やっぱり看護師を選んでいたかもしれません。
大切なのは
「知ったうえで選ぶ」
ということ。
夢を持つ・持たないは
どちらが良いというつもりは全くありません。
この世の中にはたくさんのお仕事があり、
選択肢はいくらでもある
ということを知った上で
自分がなりたい夢に出会えたら、
それはとても素敵なことだし、
知った上で夢がないなら、
それはそれで人生の1つの選択!
でも、
「知らないから選べなかった」
ではあまりに切なくないですか?
選ばない自由と
選べない不自由は
人生の意味がまったく違いますもの。
選択肢を持たずに未来を決めることは、
間違いなく子どもの可能性を狭めます
「あの時知っていれば」
「あの時こうしていれば」
そんな、たらればの話をして
過去を振り返る未来を
子どもたちに歩ませたくない!
私自身、そんな
“たられば”を考える時は
たいてい幸せじゃない時ですもん 苦笑
だからこそ、ROHプロジェクトは
体験を届け続けます。
見たことのない景色に触れ、
聞いたことのない声を聞き、
心が揺れる瞬間を積み重ねる。
そうして広がった選択肢の中から、
自分だけの道を選べるように♡
夢を描くもよし、描かぬもよし。
ただ、
「知らなかったから夢見られなかった」
とは言わせたくない!!
そのために、
子どもたちの前に広がる限りない可能性を、
一緒に見守っていきたいのです♡
最後まで読んでくださって本当にありがとうございます!
