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1枚のアイドルCDがつないだ私のボランティア道

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1枚のCDの記憶…

それは、お小遣いを貯めて、
CDをぎゅっと握りしめながら
レジへと並んでいた、
忘れられない記憶。

そのCDは、大好きなアイドルが
複数のグループで力を合わせて歌う
“特別な1枚”。

人生で初めて買ったCDではありません。

けれど、その1枚だけは
明らかに意味が違っていました。

ドキドキしながら
レジに並んだのを覚えています。

だって、そのCDを手に取ることが、
被災地支援に繋がると知っていたから。

間違いなく、その1枚との出会いが
私のボランティア活動の原点になりました。

揺れた朝、父の腕の中で感じた恐怖と記憶

ROHプロジェクトの拠点は関西。

被災地支援のために宮城県石巻市や
石川県能登町へ行きますが、
活動の中心はあくまで関西。

全国にメンバーがいますが、
やっぱり多いのは関西のメンバーです。

その関西で、私が初めて
“震災を現実として体感した”のが
阪神淡路大震災でした。

当時住んでいたのは京都。

小学生だった私は衝撃的な揺れに
飛び起きました。

「何が起きてるん?」

状況が飲み込めず
固まっていた私のところへ、
父が飛び込んできて
私と兄弟の上に覆いかぶさった。

しばらくして揺れは収まったものの、
人生で初めて感じた恐怖の揺れ。

後に、京都の震度が“5弱”だったと
知るのですが、
あの時の私には
とんでもなく揺れたという体感でした。

学校へ行くと地震の話題ばかり。

でも、当時は今のようにネットが身近ではなく、
情報源はTVとラジオだけ。

学校に行っている間は
いつも通りに授業を受けて、
いつも通りの1日を過ごし、
家に帰って目にするのが衝撃的な光景です。

崩れ落ちた阪神高速道路。

街を包む炎。

そのTVの映像を見ながら
涙を流して電話を握りしめる母の姿。

「なにこれ…」
 
衝撃的すぎて
子どもの私にはその映像が
どういう意味を持つのか
すぐには分かりませんでした。
 
涙し続ける母から言われた言葉。

「おばあちゃん達と連絡がつかない…」


当時、私の祖父母は
神戸に住んでいました。

報道に映る街の近くが住まいで
知っている街が火に包まれています。

母は慌てて電話をかけたけれど、
何度電話しても繋がらない。

阪神淡路大震災当時は携帯電話が
今のように普及されておらず、
祖父母宅は固定電話のみでした。

祖父母の自宅の付近はTVで壊滅的と報道され、
連絡が取れい。

母は泣きながら携帯を握りしめ、
神戸市に住む姉妹と連絡をとっていました。

母の妹が、何とか通れる道を探し、
何度も迂回し、
何時間もかけて祖父母宅に向かってくれました。

母の妹から、
「2人とも無事!」
と連絡が入った瞬間、
母が泣き崩れそうになりながら
「おばあちゃんもおじいちゃんも大丈夫やって…」

そう言った姿は忘れられません。

この言葉を聞いて
私はようやく息ができたような感覚でした。

この言葉を聞くまでは不安で
とてつもなく長い時間を
過ごしたような感覚です。

明け方の地震から
その連絡を聞くまでのことは
今でも驚くほど鮮明です。

それほど、あの震災は
子どもだった私の心に深く刻んだんですね。

“これなら私にもできる”と気付かせてくれた1枚

震災から数か月が経ち、
報道も落ち着いた頃、
祖父母の家へ向かいました。

割れた道路を見つめながら
「本当にこの町で起きてたんだな…」
と思い、
心の中はとても複雑でしたが、
小学生の私が
「何か出来ることはあるか?」
と、考えたわけではありませんでした。

当時はボランティアという言葉は知っていても
自分の事として繋がらないというか…

自分も何かしようという発想が
持てていませんでした。

それから数年後。

私が大好きだったアイドルが、
複数グループ合同でCDを出すと知ります。

阪神大震災の復興支援のために結成された
期間限定グループ。

売上は被災地へ送られると…。

「すごい!!!」

これが率直な感想。

すぐに、
「これなら私も出来る!絶対買う!」

そう思いました。

そこからお小遣いを確認して、
発売日に買えるように準備。

そして、購入したCDを聞いた時は
ただ音楽に感動するだけではなく、
“自分も誰かの力になれたんだ”
という、初めての感覚を味わった気がします。

その行動を
「ボランティア」
と意識していた訳では全くありません。

ただ、
“このCDを買うことで誰かの役に立つ”

その事実が嬉しくて、
子どもなりの純粋さで行動していただけ。

深く考えた行動ではない。

でも、今振り返ると、
ROHプロジェクトで活動している私の
「少しでも力になることがあれば…」
という想いの種は
子ども時代のあの小さな一歩
だったのだと感じます。

あの行動は間違いなくボランティアの1つで、
今に繋がっているな…

被災地の復興支援に行くと話すと、
職場の同僚からは
「え…すごいね、大変じゃない?」
という反応が返ってきます。

海外ではボランティアは身近。

でも日本ではまだ
“特別なこと”のように見られる。

けれど思うのです。

ボランティアって
決して大層なことをする必要はなくて、
子ども時代に
たった1枚のCDを購入したことが
ボランティアの1つだったように、
もっともっと身近なものなんだと。

ROHプロジェクトでは
今月29日に
石川県能登町・宇出津で復興支援イベントを。

そして12月には宮城県石巻市へ、
毎年続けてきた大切な活動に向かいます。

もし、この文章を読んで
何か感じていただけた方がいれば、
そのお気持ちを聞かせてもらえたら嬉しいです♡

最後まで読んでくださって本当にありがとうございます!
ROHプロジェクトでは、今後も活動の様子や想いを
発信していきます。

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